December 18, 2024

‘Four’ & More: Recorded Live in Concert/マイルス・デイビス

次はなんとマイルスのライブ盤です。60年代のマイルスのレコードはけっこう聴き込んだ時期がありました。これは、1964年2月12日にニューヨークのフィルハーモニックホールのライブですが、とにかくどの曲もエキサイティングでかっこ良すぎです。マイルスのトランペットはもちろんですが、トニーウイリアムズのドラムを中心にリズムセクションがとにかくすごいです。またジョージコールマンのテナーも癖になる音色で悪くないです。そういえばジャズに夢中だった1970年代後半はマイルスが演奏活動から引退していた時期で、その当時のジャズ少年にとってマイルスはミステリアスなミュージシャンでした。復帰第1作はザマンウイズザホーンで大変な話題になりました。1981年10月に見事カムバックしたマイルスのライブが大阪でもありましたが、もちろんこの時のマイルスの初ライブには大興奮しました。コンサート会場が扇町公園だったのもよく覚えています。

“Live” At The Village Vanguard/ジョン・コルトレーン

おっと、5枚目はジャズの歴史的大名盤が来ちゃいました。1961年10月24日から11月5日まで、ビレッジバンガードに長期出演していたコルトレーンのライブ盤です。今ではかなりの未発表だったライブ演奏も完全CD化もされて、1961年のビレッジバンガードライブの全貌がわかっています。A-1は1961年11月3日録音。エリックドルフィーのバスクラとの共演が楽しめます。レジーワークマンのベースもすごいいいです。A-2とB-1は11月2日録音です。スタンダードを弾くマッコイタイナートリオの演奏のあとから入ってくるコルトレーンのソプラノの深い音色に酔いしれることが出来ます。B面は一転、最後まで聞き通すためには相当なエネルギーを消耗させられるコルトレーンの独演です。フリーへと突き進もうとするコルトレーンの生々しい姿が浮かび上がってくる圧巻の演奏です。この盤は中古ではなくて新品ですが、どこでいつ購入したのか覚えてないなぁ、