前日の1月23日は、本白根山が小噴火を起こしてからちょうど7年目でした。草津スキー場で追悼式が行われた様子が夕方のニュースで報じられていました。

今日のような風のない穏やかな日は、湯釜の向こう側にある山頂駐車場から流れる防災無線のアナウンスがかすかに聞こえてきました。風向きによっては火山ガスが噴出する轟音も響きます。

標高2217mの池ノ塔山を目指してかつての山スキークラシックルートをハイクアップ。途中振り返ると、2100m小ピークに噴火口があるのに気付きました。今まで何度も見ている風景ですが、火山という目で見ていないと認識していなかったんですね。今回の新しい発見でした。

山頂から後半のルートを俯瞰します。予定通りのルートで標高差1100mの滑りをこれから楽しみます。雪質は期待していなかったのですが、夜半から10㎝くらいの積雪があったようで、古いシュプール痕はうっすらわかるもののノートラックの斜面が広がっていました。途中バックカントリースキーヤーには誰も合わなかったことから、ほんとうに静かな山を堪能しました。

最後の林道では腐れ気味になるも気温が低かったので表面がうっすら凍り始めていてスキーが滑りました。予定時刻より15分早く送迎の車が待つゴール地点に到着。

春のような陽射しを感じつつも、まだなんとか1月のソフトなパウダースノーを楽しむことが出来て、最後の最後までラッキーな一日でした。

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