録音日は1981年ですが、国内版で発売されたのはずっと後になってからのようです。帯を見ると限定300枚と書かれているので、新譜で即買いでした。ライナーノーツの日付は1989年とあったので、やはり購入したのは1989年以降です。ケシャバンマラスクはかなりマニアックなミュージシャンですが、実はそれ以前からとても気になるサックス奏者でした。というのも1982年5月11日大阪心斎橋、島之内教会でのICPオーケストラの一員として来日し、その演奏を聴いていたからです。今でもその時のコミカルで楽しかったライブの光景は鮮明に覚えています。こちらのレコードの方が来日した時よりも前の録音ということのようです。両者を聴き比べると、個人的な趣味として、ICPオーケストラというヨーロッパ勢や日本勢の個性的な共演者の中でこそ、ケシャバンマラスクのテナーが楽しめたのかなと思ったりします。