梅田の阪急東通り商店街の奥の方に輸入盤専門店が2軒少し離れてあったかな。ネットもなく、スイングジャーナルのディスクレビューやレコード店の広告記事くらいの情報しか頼りにならず、輸入盤専門店には新しいジャズレコードを求めてよく通ったものです。60年代のマイルスのレコードはあまりにも名盤過ぎて、ジャズ喫茶でもかかることはなくて自分で購入して聴くのが一番手っ取り早かったかも。でもどれから買おうかずいぶん悩んだと思います。6枚目のフォーアンドモアより1年前の1963年フランスアンチーブジャズフェスティバルでのライブですが、メンバーはジョージコールマンのサックスでフォーアンドモアのクインテットと同じです。このライブの演奏の方がやっぱり新クインテット結成間もないので新鮮な感じがします。60年代マイルスは、純粋にジャズを楽しんでいた10代後半の青春時代を思い出します。