
エルビンのレコードはなんとってもメンバーのサックス奏者が誰かということが一番気になります。これは1972年録音の2枚組ライブ盤で、若き日のリーブマンとグロスマンがフロントでお互い火花を散らすように吹きまくっている姿をとらえた名盤です。数年前に偶然神保町の中古レコードショップで格安の値段で見つけて即買いでした。ほんとラッキーな出逢いで、ほんの少しタイミングがずれていれば他の人の手に渡っていたはずです。まず音質が素晴らしくて、ライブの雰囲気がプンプンに伝わってきます。1曲目ドナルドバード作曲のファンシーフリーは、まさに曲名通りの自由奔放なアドリブを二人のサックス奏者が応酬し合う、圧巻の演奏です。このA-1だけでもうお腹いっぱいです。余談ですが、この輸入盤レコードはオートチェンジャーカットでした。状態がすごくいいにもかかわらず格安値段だったのは、そのためだったのかな。