今回のドカ雪で昨日のガイドは中止にさせてもらいましたが、今日は天気が微風・晴れマークで回復傾向なので縦走ツアーを計画しました。ところが10時を過ぎても峠付近の雲はスッキリ晴れず地吹雪模様です。そういえば、いつも目印にしている制限速度40㎞の道路標識はドカ雪に埋もれて見つかりませんでした。これほどの大雪はほんとうに久しぶりです。

雪崩斜面を通過しなければならないのですが、視界不良の中でもギリギリ安全ルートが確認できて一安心。シールを張ったまま通過しました。ちょっとドキドキの緊張の時間が長く続きました。風の避けられるところでようやく人心地付けた時は、出発してからあっという間に2時間も歩き通しだったことに気付いてびっくり。でも厳しい気象条件ほど景色は幻想的で美しく感じます。

今回は2217mの目指す山頂はあきらめて、いつもの尾根の途中からいよいよお楽しみの滑降です。一昨日同様本当に軽いパウダースノーです。

あまりにも抵抗がないのでどこまでも滑って行きたいところですが、至福の時間はあっという間です。

お昼を過ぎてもスッキリとした晴れ間は現れませんでしたが、標高を落とすごとに少しずつ気温も上がり厳しかった天候条件が和らいでいくのを感じました。

今日みたいな日のバックカントリーは、様々な場面で判断が難しかったりして、道迷いや雪崩など想定外なリスクが行く手にたくさん潜んでいます。

シークレットkuniのツリーランもようやくボトムまで最高のコンディションで楽しめました。

最後の渡渉では、さすがにスノーブリッジは完成されていませんでしたが、沢床は深い雪に覆われていました。いつもなら1時間早く下山できたかもですが、深い雪のラッセルで下山は少し遅くなって午後4時下山です。

天気にも翻弄された今回の縦走ツアーは、スプリットボーダーのゲストさんにとっては滑降モードや歩行モードのチェンジが多くて大変なので、なかなかの達成感だったことでしょう。

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