February 14, 2025

シークレットkuniBC偵察2025-2-14

昨日は強風が吹き荒れて山は地吹雪でとてもツアーできるコンデョションではなかったでしょう。今日は風がだいぶんおさまって、ハイクアップではかえって冷たい風が気持ちいいくらいでした。さすがに休憩するとすぐに凍える寒さでしたが。何より空の青さが目に沁みました。そしてオオシラビソやトウヒ、コメツガの森の中を歩いたり滑ったりするのも心地よかったです。 4時間ひたすらシール登行でハイクアップして、登った分だけ滑りを楽しみました。午後12時45分、標高2070mの森の中でカップ麺とサンドイッチのランチ。そして、自分たちの登りのトレースを追うようにツリーランのダウンヒルです。もしこのトレースがなければ、方向を見失いきっとどこかへ迷い込んでしまうことでしょう。 でも途中から少しトレースから外れてちょっと気になるコースを偵察もしてみました。先日の大雪ですっかり笹薮も雪の下に埋まっていい感じでした。また来週も寒波が襲来して大雪予報とのこと。 標高を下げると日当たりのいい斜面の雪は腐れ気味になってきましたが、それほど悪くはならず最後まで気持ちよく滑れました。 BCは歩いて登った分だけ滑ることができるというのが基本だと考えますが、そんなシンプルなコースのシークレットkuniBC偵察でした。

2004シークレットkuniBC「2月の大高山縦走」

軽快な細板革靴のテレマークスタイルで上信国境稜線の大高山から野反湖へ縦走した時の記録です。2月下旬でだいぶん日も伸びて来てましたが、午前8時の歩き出しでは陽があるうちにゴールインできるかちょっと心配。林道は最近除雪が入ったようです。仕方なくシートラです。でも軽い板とビンディングなのでラッキー。 雪は良くしまっていてラッセルもなくハイクアップも快適です。いつものバレンタイン尾根ルートで天狗平へ。 ところが天気が良くて雪が腐り始めるとペースダウン。スキー板のソールに貼ったシールに雪がくっついて下駄になって歩きにくいこと。同行の二人は大丈夫だったので、これは自分だけ道具の手入れが悪かったようです。シールワックスを2度塗るもあまり効果なく、大高山頂直下の登りではバテバテでした。 小さな雪庇が発達している大高山山頂2079mに午後1時到着。ゆっくりお昼休憩をとり、予定より少し遅れ気味ながら野反湖へ向けて出発です。 大高山山頂付近はオオシラビソやコメツガなどの黒木の森におおわれています。カモシカ平までは雪質も良く快適なダウンヒルが楽しめました。また小さなアップダウンでは全員ウロコ板なのでスピーディーに行動できました。 黒木の森を抜けと無木立のカモシカ平の雪原が広がります。今回の縦走ツアーのハイライトです。思い思いのスプールを描いて鞍部に滑り降りました。振り返って三人三様のシュプールを批評し合うのも楽しいものです。 カモシカ平午後1時半通過。シール登行で高沢山へ登り返し。ここは頑張りどころのけっこう辛いハイクアップです。 午後2時半高沢山通過。ここから野反湖までシールを剥がしてダウンヒルです。エビ山までの雪質はパウダーで楽しめました。ところがエビ山から雪質は一転モナカ雪に。悪雪に苦労しながらの滑降となりました。 野反湖畔に降り立った頃はもう夕暮れ近い時間になっていて、急激に気温が下がって雪質が悪くなったようです。湖畔から峠への登り返しでは、凍った雪の表面にはウロコも利きにくくてシール登行に切り替えます。もうこれであとは下りだけという峠に立った時は、午後4時半近くでした。 車がデポしてあるゴール地まで、まだまだ細尾根の下りが待っています。途中同行の一人が革靴のソールが剝がれるというトラブルがありましたが、ガムテープを巻いて応急処置。 ついに日が暮れて闇夜となりましたが午後6時半無事到着です。