
1965年のニューポートジャズフェスティバルでのライブ音源。コルトレーンはA-1のみですが、過激といっていいフリージャズを解散直前の黄金カルテットで熱演しています。それと対比して、ボビーハッチャーソンのバイブラフォンを配したアーチーシェップのテナーは、なんとも余情的な味わいがあります。15の春に初めて聴いた1971年録音のシングス・ハヴ・ガット・トゥ・チェンジでシェップの洗礼を受けましたが、その時の衝撃のサウンドからすると、ここではとてもクールなテナーの肉声を聴くことが出来ます。ハッチャーソンの加わったカルテットの演奏は独特の浮遊感あるサウンドで、時々無性に聴きたくなります。