The Cecil Taylor Unit /セシル・テイラー
セシルテイラーのことは、たぶん油井正一のアスペクトインジャズで初めて聴いて興味をもったのだと思います。高校生の頃ですが、どこかの輸入レコード店でこのレコードを見つけて思わず買っちゃいました。購入当時、これはきっとセシルの最新の新譜だったでしょう。最初に針を落として流れてきた音の驚きは、60年代のレコードで聴いたセシルのイメージと違って、現代的な美しいサウンドに驚いたのを憶えています。ただ1曲が長くて曲の構造も複雑そうで、レコードの片面を最後まで聞き通すには集中力が必要です。サイドメンはジミー・ライオンズ、ラフェ・マリク、ラムゼイ・アミーン、シローン、ロナルド・シャノン・ジャクソンで、1978年の作品です。