
これはジョンクレマーのストレートアヘッドな2枚組のジャズで、私にとっては特に思い入れのあるレコードです。大阪梅田の輸入盤専門店だったLPコーナーがスイングジャーナルに毎月連載していた広告で見つけて、一目散で買いに出かけました。国内盤でスイングジャーナルのディスクレビューに掲載される前だったからでしょうか、店員さんから高校生なのにこんなジャズ聞くの?なんてからかわれたのを憶えています。というのも、それまでのソフト&メローなサウンドとは180度転換して、ロリンズやコルトーレーンなどの先人たちの伝統に敬意を払ったテナーサックス一本でのトリオとドラムとのデュオ演奏だったからでしょう。久しぶりに今聴いてみると、当時のことが次々と思い出されてきて懐かしくなります。79年録音です。