May 3, 2025

ノゾリチャツお散歩ツアー下見2025-5-3

昨日の雨は高いところで雪だったようです。別名富士見峠の野反峠から新雪を纏った浅間山が眺められました。今日は、来週末のお散歩ツアーの下見です。やはり今年は残雪が多いです。一週間後もまだ散歩道には雪がいたるところに残っているでしょう。 もし湖畔まで下りるなら、参加するゲストの方にはトレッキングシューズでないとガイド出来ない感じです。野反湖でも昨日の雨は雪に変わった時間もあったようです。 さすがに湖面の氷はほとんど融けて、湖畔には釣り人の姿もちらほらと見えました。帰り道はまだまだスキーが楽しめそうな正一ゲレンデの残雪を登り上げました。 お散歩コースでショウジョウバカマやヒメイチゲ、キジムシロ、スミレなどの花を期待していましたが、まだ一つも見つかりませんでした。でも、これはニッコウキスゲの新芽かな。雪解けと同時にこれから春の息吹がますます勢いを増していきそうです。 エビ山と三壁山の残雪が消えるまで、今年は5月いっぱいはかかることでしょう。 野反湖キャンプ場の第2キャンプ場には、雪の中に色鮮やかなテントが小さく一つ見えました。5月1日から営業開始しているそうです。長野原草津口からの路線バスも5月1日から一日3本運行しています。

尾瀬・燧ケ岳BC偵察2025-5-2

会津駒ケ岳BCの翌日の天気は下り坂。関東地方では大雨の予報がでていました。早朝はまだ曇り空だったので、空模様を伺いつつ燧ケ岳を目指します。七入から御池までの道路は昨日午後2時に開通したばかりで、御池の駐車場には車が数台のみ。でも昨年と違って雪の壁の高さがすごいです。駐車場の除雪も完全に終わっていないままのオープンという感じです。早々に準備してシール登行でスタート。 すぐに燧ケ岳に登る登山者のためのゲートのようになった岳樺のオブジェを発見。豪雪に耐えることが出来る岳樺のたくましさが伝わってくる作品です。 最初の壁はスキーアイゼンを装着してスピーディーにハイクアップ。古いシュプールやトレースの中にクマさんの足跡も混じっていてドキッとさせられます。二つ目の壁は急なのでツボ足の方がいいかなと思いながら、結局スキーアイゼンで登れました。熊沢田代に立つと前方に燧ケ岳が初めて姿を現します。 まだ山頂にガスもかからず綺麗に眺められたので、これはひょっとして山頂まで行けるかなと期待が高まります。ここまで1時間半。あと1時間もあれば山頂に立てそうです。 天気が崩れる兆候が現れたらすぐに下山というつもりで黙々とハイクアップ。三つ目の壁の頂上直下、2200m付近で山頂にガスがかかり始めました。いつの間にか冷たい風が強く吹いていました。頂上までもうすぐですが潔くあきらめ滑降モードに切り替えました。硬いバーンをひと滑りして振り返ると、山頂のガスはみるみる濃くなり、山を包み始めました。 熊沢田代まで滑り降りて来て、ようやくひと心地付けました。振り返ると判断は正しかったようです。昨年は熊沢田代からの登り返しは一部木道を歩かなければなりませんでしたが、今年はまだまだ厚い雪の下です。ウロコの機動力が発揮できました。 広沢田代への急斜面は雪が硬く慎重に滑りました。昨日の会津駒ケ岳の柔らかい雪と1日違いでここまで変わるとは。下山後雨がぽつぽつと落ちてきました。 午前7時50分下山。わずか2時間半の燧ケ岳BCでした。昨日会津駒ケ岳から眺めた燧ケ岳の残雪の様子だと、群馬県側からもまだアプローチできそうです。

会津駒ケ岳BC偵察2025-5-1

昨年は残雪が少なすぎて燧ケ岳を滑るのがやっとという感じでした。今年は残雪が多いということで期待してやってきました。2年ぶりの会津駒ケ岳です。林道にもまだ残雪が半分くらいありました。登山道に入って30分くらいシートラでしたが、2年前に比べたらだいぶん下からシール登行にチェンジ出来ました。 高度を上げるとやがて左手に燧ケ岳が見えてきます。さらに登り上げると目指す会津駒ケ岳が右手前方にどっしりと現れます。 これまで身軽な登山者たちにたくさん抜かれましたが、下山する登山者にもたくさんすれ違いました。駒の小屋泊まりの人達のようで、春山も人気の山のようです。 お昼前にようやく会津駒ケ岳山頂に立てました。半月前に至仏山頂からこちらの山々を眺めたことを思い出します。至仏山もまだ真っ白けでした。そして2年前に歩いた中門岳への長い稜線。たっぷりと雪を纏った様子などを見ると今年の大雪が納得できます。 御神楽沢源頭斜面の新雪は斜面の向きが良いのか、気温が上がってもまだパウダーの面影を残していました。ノートラックのバーンに10ターンほど至福な気分でシュプールを描くことが出来ました。 今日は大戸沢岳や三岩岳へと続く稜線の様子も見てみたいと思っていたので、まだ時間もあるし軽荷で往復してくることに。大戸沢岳までは下りベースで楽ちんです。春の暖かい陽射しを浴びての稜線漫歩はほんと楽しいです。三岩岳までさらに足を延ばすとさらに1時間半余計にかかりそうなので、今日はここまで。山頂から下ノ沢源頭斜面がまだ綺麗に残っているのでほんのひと滑り。 さすがに豪雪地の稜線の雪庇の出来方は違います。沢も雪崩で磨かれて美しい漏斗状の姿で見下ろせます。厳冬期のパウダーはかなり魅力的でしょうが、雪崩が起きれば規模もとんでもなく大きそうです。 再び会津駒ケ岳山頂に戻って、ちょうど正午。ゆっくりお昼休憩をとってから下山しました。 源六沢源頭斜面は先日の雪でリセットされ、ノートラックの綺麗な斜面に自由自在なテレマークのシュプールが描けました。 明日は天気が崩れる予報です。