
昨年は残雪が少なすぎて燧ケ岳を滑るのがやっとという感じでした。今年は残雪が多いということで期待してやってきました。2年ぶりの会津駒ケ岳です。林道にもまだ残雪が半分くらいありました。登山道に入って30分くらいシートラでしたが、2年前に比べたらだいぶん下からシール登行にチェンジ出来ました。

高度を上げるとやがて左手に燧ケ岳が見えてきます。さらに登り上げると目指す会津駒ケ岳が右手前方にどっしりと現れます。

これまで身軽な登山者たちにたくさん抜かれましたが、下山する登山者にもたくさんすれ違いました。駒の小屋泊まりの人達のようで、春山も人気の山のようです。

お昼前にようやく会津駒ケ岳山頂に立てました。半月前に至仏山頂からこちらの山々を眺めたことを思い出します。至仏山もまだ真っ白けでした。そして2年前に歩いた中門岳への長い稜線。たっぷりと雪を纏った様子などを見ると今年の大雪が納得できます。

御神楽沢源頭斜面の新雪は斜面の向きが良いのか、気温が上がってもまだパウダーの面影を残していました。ノートラックのバーンに10ターンほど至福な気分でシュプールを描くことが出来ました。

今日は大戸沢岳や三岩岳へと続く稜線の様子も見てみたいと思っていたので、まだ時間もあるし軽荷で往復してくることに。大戸沢岳までは下りベースで楽ちんです。春の暖かい陽射しを浴びての稜線漫歩はほんと楽しいです。三岩岳までさらに足を延ばすとさらに1時間半余計にかかりそうなので、今日はここまで。山頂から下ノ沢源頭斜面がまだ綺麗に残っているのでほんのひと滑り。

さすがに豪雪地の稜線の雪庇の出来方は違います。沢も雪崩で磨かれて美しい漏斗状の姿で見下ろせます。厳冬期のパウダーはかなり魅力的でしょうが、雪崩が起きれば規模もとんでもなく大きそうです。

再び会津駒ケ岳山頂に戻って、ちょうど正午。ゆっくりお昼休憩をとってから下山しました。

源六沢源頭斜面は先日の雪でリセットされ、ノートラックの綺麗な斜面に自由自在なテレマークのシュプールが描けました。

明日は天気が崩れる予報です。