標高2354mの四阿山は、群馬県境稜線トレイルの一つのピークですが、単体の山として昔から水の神様や真田氏の信仰の山として、さらに日本百名山の山としてあまりにも有名です。そんな山ですから、山頂を目指す登山口や登山道は群馬県側からも長野県側からもいくつもあって、いろいろなルートを組み合わせ季節を変えて楽しめる山です。今回は、数あるルートの中でもっともお手軽に登れるルートです。ゴンドラ利用で標高2000mの稜線までらくちん移動。まずは浦倉山へ。浦倉山から米子大瀑布へ降りる登山道が、今年5月に開通したとの情報を得ていました。それが本当なら、米子大瀑布から根子岳を周って四阿山へと周回コースを歩く予定でしたが・・・・

浦倉山から少し下ったところにある米子大瀑布へと続く分岐で登山道の激藪を前に予定変更即決です。笹はたっぷりの朝露に濡れていたので、おそらく10mも歩けば下半身はびしょ濡れでしょう。今回は無理せず四阿山を往復して野地平へ降りるルートで下山することにしました。

オオシラビソやコメツガの針葉樹の森が続く2000mの群馬県境稜線トレイルは、フィトンチッドの香りに包まれて快適な気分で歩けます。

つい先日登った白砂山の時にも見つけたコイチヨウランがいろんな場所でだれにも気づかれずにひっそりと咲いていました。

バラギ山ルート分岐からいよいよ急登が始まります。最初に山頂のごとく眼前に現れるのは、三角点のある北峰の2333mPです。あまり知られていませんが、ある方向から四阿山を眺めると四阿山は双子峰のようです。

山頂直下は両側が切れ落ちていますが、右も左も樹林に覆われているので不思議と恐怖感なく山頂まで歩けます。

山頂からは360度の絶景が楽しめます。今日も手軽に登れる100名山として、たくさんの登山者で賑わっていました。そういえば今年になって3度目の山頂です。

一度目は4月初めのBCです。鳥居峠までスキーを使って縦走しました。

2度目は、まだほんのちょっぴりでしたが残雪も残る新緑前の鳥居峠からのルートでした。山頂でゆっくりお昼休憩をして下山しました。

バラギ山ルートは、今年は通行止めのようです。来シーズンは歩けるようです。

野地平へ降りる下山コースで登山口のパルコールスキー場に戻りました。午後からゲリラ雷雨に遭うかもしれないと心配していましたが、途中ぽつりぽつりあったぐらいで無事安全に下山できました。野地平では、モウセンゴケの白い小さな花がたくさん咲いていて夏真っ盛りでした。

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