2025

The fox/アービーグリーン

今日1月22日はジャズの日だそうです。JAZZ=JANUARY(1月)のJAと22日はZZに似ているということからとのことです。なるほど。24枚目のアルバムはCTIレーベルからのトロンボーン奏者、アービーグリーンです。トロンボーン奏者のリーダーアルバムは珍しいし実際私の所有数も数枚あるかどうかかな。このレコードはアービーグリーンという今まで聴いたことのない人なので、はっきりいって興味本位の衝動買いでした。といってもポップでゴージャスなサウンドが売りのCTIレーベルだし、サイドメンたちも豪華なので期待十分です。初めてレコードに針を落とした時、1曲目からなるほど!となっとく。スティービーワンダーのアナザースターです。アレンジはドンセベスキーではなくてデビッドマシューズ。

シークレットagatsumaBC偵察2025-1-22

気温高めで日射の影響もあり雪質はどんどん腐り気味ですが、春のような穏やかな天気が続いて、BCツアーをするには最適な日々が続いています。 数日前は見事なモンスターの森だったにちがいないはずです。厚い雪化粧が剝げ落ちてしまったのがちょっと残念です。 午後を周ってからの時間でしたが思い切って偵察してみました。まだモナカ雪にはなっていなくてしっとりいい感じのパウダーが楽しめました。 ただ、シークレットkuniに比べてウサギやキツネなどの動物の足跡が少ないように感じました。気のせいでしょうか。 雪が締まってきたので、緩斜面でもスキーが良く滑るので偵察にはもってこいの一日でした。

岩木山スキー1周その1

2012年3月22日 2万5千の地形図で岩木山の山容を観察すると、大小様々な沢の中に険しいものも多数ある。例えば西面の赤沢、北面の赤倉沢、南面の毒蛇沢と柴柄沢など。これらの沢を難なく通過するためには、二通りのルートが考えられた。その一つは岩木山の上部をつなぐルートで、距離は短いが気象条件が良くないと厳しい。実は昨日百沢スキー場の左の尾根を頂上目指して登ってみたが、1050m付近で強風のために敗退した。雪質も安定していないことがわかったし、今回はもう一つの下部ルートで1周することにした。上部ルートは気象も雪質も安定している厳冬期のワンチャンスを見計らって、いつかぜひやってみたい。 今日は、百沢スキー場の駐車場から時計回りで行けるところまでとする。朝のうちに湿っぽい雪は止んだが、風も強いしもう少し天候が良くなるのをしばし待つ。9時を過ぎても、いつになってもお客が来ないのは、ただ不景気で空いているだけかと思っていたが、リフトまでもがいつになっても動かないのはどうしたわけか。今日は強風で運休か?べつにリフトに乗る予定はないけど、謎を解き明かさなくては落ち着かない。スキー場の案内板を見てびっくり。百沢スキー場のリフト運転開始時刻は、毎日午前10時とある。土日祝日もかまわず10時。のんびりのどかなスキー場である。これは津軽人気質、じょっぱりの土地柄だからなんだろうか。朝早くからパウダーパウダーと騒いでいる関東近郊のスキー場では考えられない時間です・・・ 午前11時をかなり過ぎた時間になって、ようやくウロコスキーで歩き出す。昨日の百沢スキー場の左の尾根に残る登りトレースからすぐに外れ、斜めに高度を上げるようにして進む。ザラメな雪質は、ウロコがしっかり利いて有り難いが、この時間では少々雪が緩みすぎて重い。あまり高度を上げ過ぎても毒蛇沢が深くなって通過が困難になるので、ルートは標高500m付近だと見当を付ける。小さな沢をいくつか跨ぐが、毒蛇沢は沢の規模が大きいのでそれとわかる。 針葉樹の植林帯と、楢などの広葉樹林帯のちょうど境を縫うようにして進む。しかしさすがにこの時期は、麓から上がってくるスノーモービルの跡がいくつかあったりする以外、ウサギの足跡ばかりである。森林限界上部ではきっと強烈な風が吹いているにちがいないが、このあたりは風も弱く、日向ぼっこしたくなるような陽気になってきた。大きな沢をいくつも通過するが、急斜面の下りでは腐れ雪が小雪崩をおこしてまともな滑りにならない。そして、嶽温泉に流れる湯川がひょっとして流れが出ていて通過が困難かと気になっていたが、案の定そうだった。小さなスノーブリッジをなんとか見つけて横断。すると下からかんじきで登ってくる跡があったので、これは嶽温泉から登ってきているに違いないので、これを下って今日はここまでとした。 時刻は午後2時40分。小島旅館のちょうど裏側から正面のローターリーに滑り込む。そのまま、小島旅館の温泉へ直行できるのがうれしい!

Synchronicity/ウオルターノリス&アラダーペゲ

輸入盤コーナー漁り?に夢中だった10代後半、このレコードはよく見かけた覚えがあります。でもジャケットからイメージされるサウンドがまったく浮かばず食指が動かなかったようです。当時国内版でも出ていたようですが、スイングジャーナルで紹介されていたんだろうか。ずっと後になってハンガリー出身のベーシスト、アラダーペゲのことに興味が出てきて、中古盤で手に入れました。もっと激しく難解なフリージャズかと想像していたら、東欧らしいクラシカルでスインギーなピアノとのデュオ作品でした。1983年ポリスのシンクロニシティが世界的大ヒットになりましたが、こちらの作品は1978年録音です。

第1回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2025

いよいよ2025シーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングが始まりました。今日は3月並みの陽気で、上着もいらないほどの暖かさです。ツアーに出発する前にいつも行う儀式も気持ちよくダイブ。フカフカの雪の上に大の字に仰向けなってしばらく瞑想しました。そっと目を空けて空を眺めると、今日は鳥のさえずりもひっそりとしていて、青空をゆっくり雲が風で流されていく様子だけが時間を感じさせてくれるようでした。 冬季閉園期間中のチャツボミゴケ公園は動物天国です。誰の足跡かと思いきやウサギやリスやキツネ、イノシシ、カモシカ、オコジョ、テン、ヤマドリなど様々な獣たちの歩いた跡がたくさん残されています。 また冬の森は、樹々のほとんどは葉っぱを落として見通しが良いので、夏の時期とは違う景色も楽しめます。熊棚の痕や小鳥たちの巣の痕、ヤドリギなど、なかなか見ることのできない様々な生き物たちの息遣いをたくさん感じながらスノーシューハイキングが楽しめます。 何万年も前からこんこんと湧き出る火山性温泉とともにたくましくもゆったりと生き続けてきたチャツボミゴケ群落のある穴地獄へやってきました。厳冬期のチャツボミゴケは、春や夏、秋とは全く違う趣です。 雪の中で神秘的なグリーンに輝いている光景に、ゲストの皆さんとともにいつまでも眺めていたくなりました。 まだ一月ですから午後2時を過ぎると陽の傾きは早くなり、光が弱くなるのを感じます。下山も楽しみながらスノーシューツアーを満喫しました。チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングのお問い合わせ、お申し込みは中之条町観光協会 です。小学生用のスノーシューも準備しているので、ファミリーでも参加できます。

In San Francisco /キャノンボールクインテット

次もキャノンボールアダレイが来ました。こちらは、10代の頃、キャノンボールアダレイのレコードで一番最初に再発盤の新譜で購入したもの。サンフランシスコのライブハウス、ジャズワークショップでの熱狂的なライブの雰囲気が伝わってきます。B-1のランディウエストン作曲ハイフライは、エリックドルフィーのインヨーロッパでも演奏されていて、実はこちらの演奏を先に知っていたので聴き比べが興味深かったです。ただしドルフィーの楽器はアルトではなくてフルートでベースとのデュオですが。録音はキャノンボールが1959年でドルフィーは1961年。ドルフィーはキャノンボールのレコードを聴いていたのだろうか・・・

シークレットkuniBC偵察2025-1-19

昨日はボトムから偵察しましたが、今日はトップからです。雪は昨日の晴天からだいぶん落ち着いて、パウダーかと思いきやマーブルクラストな斜面にもたくさん出逢いました。 積雪量を判断するいつもの道路標識は、たしかに今シーズンが大雪であることを教えてくれていました。 雪の積もり方が例年と違うというのもなんとなく感じました。標高を下げるごとに積雪が雪不足な昨年並みに近付いていく感じでした。 ところで今日のような雪質だと雪が詰まってビンディングが滑降モードに入らずちょっと手こずります。仕方なく左足は登行モードのままアルペン滑りで滑降しました。ダメもとでお湯をビンディングにかけて滑降モードに入るよう試行錯誤したら、バッチリ。 今回は偵察なのでどうにでもなりますが、やっぱり本番ガイドではNTNはまだ不安が残りますね。 いろんなコースの偵察をしたかったのですが、今回はこれ以上トラブルわけにもいかないのでさっさと下山しました。 今シーズン、まだモナカ雪な悪雪には全く遭いません。来週から暖かい日が続くという天気予報だから、ちょっと心配です。でもまだ1月半ば。パウダーシーズンはこれからも続きます。

岩木山BC2012-2-13

津軽富士とも呼ばれるだけあって、さすが優美な裾野をぜいたくに360度広げていて、津軽人にとっては自慢の山にちがいない。どんなに偏屈な山スキーヤーも、この山の新雪を纏った姿にはイチコロだ。山頂部からの放物線は、様々な妄想で目眩しそう。でも旅の途中で予定は本日1日だけ。そしてその本日今日が、どうやら1週間以上ぶり(途中で出会った地元の山スキーヤーの話では1ヶ月ぶり?)の大快晴!ドピーカン!!である。岩木山スカイラインが開通する春スキーの頃ならいざ知らず、土地勘のほとんどない初めてのこの山をどう攻めたらいいか、朝日に輝く岩木山のオーラに少々うろたえ気味。 今年は特に豪雪というのもあるだろうけど、道路はどこも雪の壁で、まず車を駐車する場所を見つけるのが大変。百沢スキー場から山頂に向かって左の尾根を登るというのも考えたけど、スキー場のそばというのはつまらないので嶽温泉に移動。嶽温泉の通りの古い街並みは雪に埋まっているような状態で、とても勝手に車を停める雰囲気でなく岩木津軽スカイライン方面へ。スカイライン入り口の道路が、駐車スペースの出来るほど広げて除雪してあってここしかないと判断。はやる気持ちを抑えて即出発。時刻はすでに午前9時30分をまわっていた。スカイラインの除雪はほんのはじめだけ、すぐに分厚い雪の上をシール登行。標高が低いのでさすがに新雪といっても重めの踝ラッセル。ブナ林だったり針葉樹の植林帯だったりするけど、小さな藪はしっかり埋まっているので帰りの滑りで煩わしさはなさそう。意気揚々と岩木山を独り占め気分で歩いていると、やがて嶽温泉コースに合流。そこにはなんと先行者のトレースがあって、天下の岩木山を独り占めというのは、甘ちゃんだった。 この嶽温泉コースの切り開きは快適ではあるけど、スキー場のコースのようでちょっと風情に欠けるかも。昨日のだろうか、スノーボードのシュプールの跡がわずかに残っている。今日の先行者といい、結構登って滑る人がいるのかもしれない。1100m付近で先行者の一人が下山の準備をしていた。もっと上まで行った方が面白いのにもったいないと思ったけれど、午後用事があるのでここまでらしい。朝天気が良かったので思わず仕事を休んで登ってきたらしく、なるほど今日のドピーカンはよほどの一大事だったのだ!もう一人の単独スキーヤーの後ろ姿もやがて確認。脳天気に9時半頃からふらふら歩き出し、ちゃっかり先行者のトレースにずいぶん楽をさせてもらって、今度は申し訳ない気分。 スカイライン終点の標高は1238m。駐車場らしき場所は雪原になっていて、さてここからまたどう攻めるか思案するためにスキーでうろちょろ。急峻な山頂部はハイマツだろうか、とてもスキーが使えるような斜面でないので、リフト中間のギリギリまでシール登行することにした。そこで先行者の方に追いつく。なんと地元弘前のテレマーカーで、岩木山の情報をいろいろ教えていただいた。 ここからの展望も素晴らしく、白神山地や七里長浜らしき津軽半島の西海岸も眼下に眺められる。2006年の夏、津軽半島をカヤックで漕いだとき小泊半島付近の海から遠くこの岩木山を眺めた凪の朝が想い出される。時刻はちょうどお昼で、先行者のKさんはここでスキーをアイゼンに履き替えてさらに上に登って行かれた。私はアイゼンどころかスキーアイゼンさえも用意してなくて、今日はてっぺんより滑り重視。山頂からの大展望にちょびっと後ろ髪を引かれながらも、純白無垢の大斜面に飛び込む。大きな回転弧を気ままに描いた至福の1本でした。 途中で一度登り返して別の美味しい沢筋をもう1本滑って、もときたところを滑って下山。切り開きコースは登りでは気にしなかったけど、風で斜面がフラットでなくけっこう凸凹。樹林帯といえども日本海に面した独立峰、やはり天気が荒れた時の風雪はハンパじゃないのかも・・・ 午後2時、下山。嶽温泉でひとっ風呂もいいのだけれど、天気が持つのは明日まで。白神岳もぜひとも明日滑りたいのでこらえて車移動。 今回はほんの偵察。厳冬期は天気に恵まれることが何より。情報をそれなりに得ることも出来、これからのプランがいろいろ浮かんでくる。スカイラインが開通する前の岩木山が勝負である。

Lovers…/キャノンボール・アダレイ

クリントイーストウッドの映画でキャノンボールアダレイのバンドが演奏しているシーンが突然出てきてびっくりしたことがあります。ジョーザビヌルが参加している時期です。その時の演奏がかっこよくて、中古レコード屋さんでなるべく晩年のキャノンボールのレコードを漁っていたら、ゲットできたのがこれです。これは、ザビヌルからジョージデュークにメンバーチェンジしていますが、まさに遺作となった作品です。他の参加ミュージシャンも豪華です。今、ネットで調べたらクリントイーストウッド初監督作品、恐怖のメロディという映画で、実際にモントルージャズフェスティバル(1970年9月)に出演している演奏の中で撮影したそうです。余談ですが、同じように生のジャズライブが映画で出てくるのって結構他にもあるかもです。ひとつ思いついたのは、男はつらいよシーリーズで、第35作「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」で六本木ピットイン?で演奏する大野エリさんと井上淑彦さんがちらり出てきました。

シークレットagatsumaBC 2025-1-16

日本海側の各地では大雪を降らせた今回の冬型の気圧配置も、今日は徐々に緩んで絶好のBC日和になりました。標高2000mの稜線の森は、透き通るような青空に落葉松の樹氷が映えて素晴らしい風景で私たちを迎えてくれました。 昨夕から10㎝くらい新雪が積もっていて、昨日までの古いトレースはほとんど埋まっていました。ふと目を凝らして遠くの山を眺めると、富士山もしっかりとわかりました。 午前11時、気持ちよく今日一番の大滑降です。ロケーションは最高でしたが、フカフカの新雪の下は不安定な腐れ雪が埋まっていました。残念ながら両足に均等荷重で慎重にアルペンターンで滑らざる負えない雪質でした。 でも天気とロケーションは最高でした。あたたかい飲み物とデザートのお菓子でゆっくりゲストさんとくつろぎました。 滑る前は、登り返して二本目も楽しもうとゲストさんと話していましたが、この一本で十分ツアーでした。