偵察

偵察シークレットkuniBC2024-2-7

2日前の大雪で30㎝以上積もったようです。ただボトムの1300~400mくらいの標高エリアでは、日当たりいい南面の急斜面は笹が埋まってませんでした。仕方ないですね。でも明日のトップからの縦走ツアーではもちろんノープロブレムです。 お昼近くになって気温が上がってくると、どんどん雪が重くなっていくのを感じます。今日は2コース滑って下山しました。 2本目の滑りの途中で、雪が重すぎて腿がパンパンになりました。 明日も天気がいい予報です。なるべく良い雪の斜面を選んでバックカントリーを安全に楽しみたいと思います。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-2-2野反湖八間山

2月になってようやく野反湖BCの偵察に訪れることが出来ました。でもタイミング悪くて、パウダースキーはほとんど楽しめませんでした。といっても、パウダーがないのはどこへ行ってもだいたい同じかな。 そのかわり雪が凍って固いので、ラッセルはほぼ無くて歩くのが楽ちんです。 富士見峠からイカ岩尾根ルートで八間山山頂まで1時間足らずでシール登行できました。 放射冷却もあって朝の歩き出しの気温はマイナス7度くらいでした。お昼近くになってもそんなに気温は上がらず寒い一日でした。ただ風がほとんど気にならなかったのが良かったです。 山頂付近まで登ってくると、東西南北様々な方角の山々が素晴らしい眺めです。 積雪の目安になる八間山山頂の山名標柱は3分の2くらいまで埋まっていました。例年なら全部埋まっているものです。少雪ということでしょう。 帰りは西尾根を滑って湖面に降り立ちました。 無雪期は登山道がないので訪れることはできないこのルートは、野反湖全体を見下ろせて絶景です。悪雪なので滑りは最悪でした。 無事に湖面へ滑り込みます。今週は冷え込みが厳しくなったので、不安なく湖面の氷の上を歩けました。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-30一つ石

今日も素晴らしい青空に恵まれて、偵察にはもったいないくらいの絶好なBC日和。どこに行こうか迷いましたが、昨シーズンに少雪で敬遠して一度も訪れなかった一つ石方面にやってきました。一つ石山頂にはちょうどお昼の時報とともに到着。雪庇は今年も少雪で小さくて簡単に這い上がれました。歩き出しからのんびり3時間でした。 山頂からの景色は絶景です。ガラン渓谷をはさんで横手や草津白根の山々、そして草津温泉の町並み、浅間山、そして群馬北西部の山々が一望です。 反対側には群馬県経稜線トレイルの山々が白砂山へと幾重に続いているのがわかります。 大高山です。 樹林越しにダン沢の頭です。 一つ石山頂の裏の斜面はいい雪でしたが、肝心のボウルの雪質は思ったほどよくなくて残念。天気のいい日が何日も続いているので仕方ないです。それでも日の当たらないツリーランコースを1本見つけて滑ってきました。 ボウルのボトムには雪崩の傷跡が生々しく残っていました。 積雪は少ないながらも笹薮はしっかり埋まっているところが多く、大高山もダン沢の頭もBCツアーできることを確認できました。

偵察四阿山BC2024-1-29

スキーで四阿山高原ホテル跡からの牧場コースで積雪の様子を偵察してきました。もちろん雪少なめでしたが、スキーを一度も脱がずにツアー出来るくらいはどこもありました。森の小道を抜けると牧場の雪原の向こうに純白の根子岳や四阿山が現れました。透き通るような青空をバックになんと美しい光景でしょうか。 出発したのはもう10時を過ぎていたので、山頂まで行くのは無理かなと思いながら歩いていました。途中下山してくるたくさんの登山者とすれ違いました。それでも標高が上がるごとに樹氷の景色が素晴らしくて、コースもなだらかな登行で歩きやすくて、いつの間にか山頂とうちゃこ。 この四阿高原ホテルコースは、無雪期なら数年前に歩いていますが、積雪期に滑るのはもう何年振りかわからないくらい前です。山スキーのクラシックコースとして知られてはいましたが、今どきのバックカントリーコースとしてはどうなんだろう?大斜面は下部のなだらかな牧場くらいというコースなので、どうやらスキーヤーよりも冬山登山者に人気のコースとなっているようです。 午後1時半の山頂からの景色は素晴らしいの一言でした。昨日ツアーした草津白根や横手の山々も眺められました。 根子岳との鞍部の大隙間もいい感じでした。 下山はスキーなのでスピーディーですが、藪っぽいところが多いので快適とは言えません。少しでも滑りやすいところを見つけて下りました。 牧場まで出るとまさにスキー場のゲレンデです。ここが一番滑りを楽しめました。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-25

林道を歩いていると突然こちらを威嚇するような獣の叫び声に驚かされました。イノシシか冬眠中のクマ?じゃないかと身構えて、しばらくじっと静かして辺りを見回します。すると10mくらい離れた斜面を歩くキツネを発見。ほっと胸をなでおろしました。 ドングリの木には熊棚があちらこちらで見つけられます。シークレットkuniの山奥ではきっと熊が冬眠しているはずです。冬眠しないイノシシは雪山の中で生活しているものもいます。彼らはドングリの木の下に落ちているどんぐりの実を雪の中からほじくって食べたりすることがあります。雪が50センチくらい積もっていても平気でほじくり返したりします。今回はキツネでホント良かった。 ところでパウダーのつもり具合はどうかというと、ドカ雪ではないのでボトムはまだ笹薮が埋まり切っていないものの、ちょうどいい感じに積もってくれてます。一昨日の偵察はカチカチだったのが、今日は気持ちよく滑って帰れました。 標高の高い稜線の大きな斜面は雪崩が怖いので、明日のガイドはボトムアップのツリーランが楽しめるコースがお勧めです。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-23

昨日はボトムアップで標高1650mくらいまでの偵察でしたが、今日はトップダウンで縦走コースを偵察してきました。18日のガイドツアーの時からあたたかい日が続いたので最悪のモナカ雪を心配していましたが、そこまで悪くはなかったです。 ただまったくの視界不良で今日も快適からは程遠い滑りのコンディションでした。峠越えではシールを剥がして滑ろうとしたら方向に確信が持てなくなりそうになりました。 こんなこともあると準備したGPSで確認して慎重に進みました。勝手知ったるうらやまで見覚えのある木々を確認してようやく100%確信することが出来ました。 標高を少し下げると視界が開き始めましたが、今日みたいな日はもう遊ぶ気にはなりません。雪質は固いので斜面をトラバース気味に滑ってどんどん下ることにしました。 予定よりも1時間以上早くヒュッテに到着。ゆっくりお昼休憩までさせてもらって下山。 今夜から冬型が強まって吹雪の日が3日くらい続く予報です。いい雪がたくさん積もってほしいところですが、フルフル詐欺にならないことを祈るばかりです。 カチカチのオムスビ山でした。林道で板が良く滑ってくれたのが今回の偵察で一番快適でした。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-22

一昨日の湿雪から雨のあたたかさで春のような雪に一変してしまったうらやまです。明日から本格的な寒波がやってくる予報なので、もう一降りドカ雪を期待したいです。 ドングリの木には熊棚があちこちいたるところで見つけられました。昨年は日本海側の新潟や富山で、頻繁に熊ニュースが報じられていました。ブナなどの山の木の実が不足だったらしいですが、こちらのドングリの森ではそんな困ったことにはならなかったようです。 ザラメ雪なので快適に急斜面もシール登行できます。まだこの辺りは柔らかいので帰りの滑降もなんとかなりそうです。しかしながら、標高1600mを越えてくるとモナカ雪に変わってきました。 標高1800mくらいからどす黒い雲がかかっていましたが、その雲が少しずつ下がってきています。見晴らしのいい雪原でちょうどお昼の時間になりました。今日はここでお昼です。でも急に寒くなってきて、カップ麺の箸を持つ指先も冷たくなってきます。食べたらさっさと下山しました。 昨シーズンはモナカ雪でそれほど困った記憶はなかったですが、今シーズンはまだ1月半ばだというのにモナカ雪になっちゃいました。まったく快適でない滑りになりましたが、ボトムからしっかり偵察が出来て次のガイドに備えることが出来て良かったです。

シークレットkuniパウダーガイド偵察2024-1-14

ボトムはまだ積雪不足ですが、標高1800m以上の稜線周辺はいい感じ仕上がってきました。 昨日の積雪で深いところは50センチ以上の新雪です。1月半ばとはいえけっこう陽射しもきつくて、雪は急速に腐り始めているようです。 吹き溜まりにはまると案外雪が腐り始めて重いので、一気に深雪にドボンです。やっちゃいました。スノーボーダーは頭から突っ込めば身動き取れなくなるので要注意です。 まさに雪の底なし沼です。 うろこで登り返してカモシカピークからの1本。ここも重かった。 今日はどこ滑っても重い雪が深すぎて快適とは言えないので早々に下山です。テレマークターンだと沈み過ぎて重い雪に引っかかってしまうので、アルペンターンで降りました。 今日からまた明日いっぱい雪の予報です。 今週後半はボトムまでコンデョションが整えば、いよいよ縦走コースもガイド出来そうです。

偵察シークレットGNAパウダー2024-1-12

針葉樹の深い森に包まれて、フカフカのパウダーが冷たい北風や日射から守られているかのようです。 まだ少し笹薮が顔をのぞかせていますが、今回の冬型でしっかり埋まってくれるのではないかと期待できました。 森の奥にはどこまでも雪の稜線が続いています。春になればロングツアーも楽しいです。 シークレットGNAパウダーガイドのGNAとは何の略でしょう?

偵察シークレットkuniうらやま2024-1-9

3連休明けの平日がこれ以上ないバックカントリー日和。偵察なのがちょっと残念です。でも今日は降ったばかりで雪が締まってなかったので今週半ばくらいがグッドコンデョションかもです。 積もった雪は、風や日射、気温などで毎日変化していきます。偵察に来るたびに雪質の変化を感じ、バックカントリーツアーのための様々な情報を収集します。 一本滑って登り返してもう一本、さらに登り返してもう一本。気になる斜面をつないでいきます。純白に雪化粧した白砂山が眺められました。 4本目を滑って登り返したところでビンディングトラブル。もう一本滑っておきたい斜面があったのですが、ここで下山することにしました。 ガイド中でなかったのが不幸中の幸いでした。帰りの滑降は左足のビンディングは歩行モードでした。 今年新しくしたNTNテレマークスキーのビンディングはわからないことばかりなので、とにかく早めにトラブルがあってよかったです。