nakanojo(中之条)

シークレットkuniBC偵察2025-1-4

今日は登山口でイノシシの罠をかけに来ている地元の猟師さんと出逢いました。山里近辺で見かけるそれらしき動物の足跡は、やっぱりイノシシだと確信できました。大雪の今シーズン、これまで積もった雪はしっかり締まって、さらに昨夜から夜半にまた新たに積った新雪のおかげで、今日はいいコンデョションです。ハイクアップのラッセルは、下から上までずっと軽くて快適でした。 午後になっても気温が上がらず雪は腐らなかったので、ラッキーなことに帰りもずっと快適な滑りを楽しみました。 それでも目指すメローなスロープがあるオムスビ山まで3時間のハイクアップです。せっかくなので登り返して2本滑りました。 秋に訪れた湿原の池塘は厚い氷が張って数十センチの雪の下でした。平兵衛池にも寄り道しました。 来週半ばもまたパウダーの期待大です。

スノーシューガイド2025-1-3

青森の酸ヶ湯では4m越えの積雪なのに、さらに朝から大雪警報が出たとのニュースが飛び込んできました。こちらシークレットkuniうらやまでは、夜半うっすらと1㎝くらいの新雪が降ったようですが、朝から快晴無風の上天気です。気温は低いですが、冷たい風も吹かないので快適なスノーシュー日和となりました。 そういえば、先シーズンのお正月スノーシューガイドは雪不足でもっと高所のエリアでガイドしました。今回は六合の里温泉郷の宿をベースにしてゆっくりと楽しんでいただくことができました。 昨日の偵察で組み立てたコースを想定通りスノーシューで歩きましたが、予想外にたくさんの熊棚が見られて、じっくり観察することが出来ました。ちょっとしたスロープではソリ遊びも楽しめました。 落葉広葉樹の森のグリーンシーズンはほとんど見通しが利きませんが、木々の葉っぱがすべて枯れ落ちたホワイトシーズンは展望も素晴らしいです。そして、落葉広葉樹の森の生態系の頂点といってもいいクマたちの様々な痕跡から、なんだか野生のパワーをもらっているような新鮮な気持ちにもなれました。

スノーシューガイド偵察2025

大晦日から元旦にかけてまた10センチほど新雪が積もったようです。明日のガイドのためにどんなコースにしようか偵察してきました。森の獣たちの新しい足跡がたくさん残されていましたが、今日もウサギに出逢いました。しかも写真撮影に半分成功です。 完全ではないのが残念で、熊笹から耳が伸びているのがわかりますか。しばらく動かず逃げなかったので撮影できたのですが、近くに寄ろうとしたら逃げられました。 標高1400mを超えると少し吹雪いてきたのでこの辺りでミズナラの巨木巡りコースの目星をつけて偵察終了。前から気になっていた、短いけどちょっと滑っておきたいすり鉢状のスロープを覗きに行きました。 スノーシューガイドでも偵察はウロコテレマークスキーです。スピーディーに動けるのでいつもこちらです。 いい雪で気持ち良かったので、登り返して早お昼をして下りました。もちろんスノーシューの本番ガイドではスノーシューで雪の森探検を楽しみます。

シークレットkuniBC偵察2025・年末パウダー

クリスマス寒波と年末寒波で渋峠の積雪は2m越えです。シークレットkuniうらやまもいい感じにパウダーが降り積もっていました。標高1400mくらいはまだ笹薮が目立ちますが、標高1800mまでハイクアップすればオッケーでした。 バックカントリーのささやかな楽しみの一つとして、クマ棚を探しながら歩くことがあります。今はどこかの穴で冬眠しているでしょうが、バックカントリーの森で彼らが生活している様子をリアルに感じることが出来るのが楽しいです。そして、雪面にはいろんな動物たちの足跡が付けられていました。気になったのは、大型の獣のラッセルの痕です。カモシカではなくてイノシシかもしれないようなのもありました。数年前イノシシ親子に出くわしたことがありますが、ちょっとハラハラしました。あと、オコジョよりも大型のテンかもしれないのもありました。 急斜面をやっとのことでシール登行して一息つきます。遠くに白砂山が眺められました。本当に良く目立つ山です。野反湖の積雪も1mになりました。正月過ぎに八間山へ初滑りを計画しようかなと思います。 午前中11時くらいまでは気温もまだ上がらずフカフカのパウダーでした。標高1800mのメインリッジ上部まで来るとちょうど正午になって雪も腐り始めます。あんまり気にしてもしょうがないのでゆっくりカップ麺ランチで休憩してからシールを剥がして滑りました。 今日の板はボレーのベクターBCを選びましたが、こんなにフカフカだとわかっていたらチャージャーBCを履いてくれば良かったです。 途中、メインリッジから外れてCコースへ滑り込んでみました。お正月寒波で笹薮が完全に埋もれることに期待大です。

シークレットkuniBCガイド・エビ山(恵比山)

恵比山 1744メートル 恵比山はエビ山とも書くが、昔の本「上越の山」では、ユビ山である。「積雪期は、春は野反第一の優秀なゲレンデというユビ山の東斜面も、12月の積雪には長い茅や大きいつ つじは十分に覆われていず、残念ながら快適ではないが、1月、2月、3月は実に優秀な粉雪に恵まれる。4 月、5月ともなれば、雪はザラメと化してスキーは面白いほど廻ってくれる。」 さらに、「ユビは、1800メートルを少しかけるくらいの尾根で、全く茅とつつじに覆われ、湖畔に長く突き出てユビ沢 と西豚沢とを分けている。刈り払いは、高澤の付近までついているが熊笹類の繁茂激しく、ちょっとわかりず らい。」とある。しかしながら、どうゆう経緯でユビがエビになったのか・・・ 恵比山の頂上は、広場といった感じで、展望もいい。恵比山はかつてもっとも親しんだ山。なだらかな山だからスキーにもってこいだ。    

シークレットkuniBC偵察2024-12-21

今年は寒い冬ということで野反湖の湖面も例年よりも早く結氷しているのではないのかと期待して訪れてみました。一番最後に昨年の12月26日の様子を載せてありますが、結氷の具合は少し早いのかもしれません。ただそれほど大きな違いは感じられなくて、人間の想いとはかけ離れているところで働いている気候という大自然の偉大な力に畏敬の念を覚えます。 これからクリスマス寒波がやってくるということで、嵐の前の静けさを感じさせる平和で穏やかな時間が流れていました。 丸山から湖面までスキーで滑って何とか降りることが出来ました。六合村に移り住んだのが1989年4月からで、冬の野反湖へスキーで遊びに来ていたのはそれ以前からです。スキー仲間とクリスマス会を企画してよく正一小屋に泊まって楽しく過ごしたものです。丸山から湖面に降りるスロープはとてもいいスキーゲレンデになります。私たちは正一ゲレンデと名前を付けて何度も登り返して滑りました。小屋の脇に大きな雪庇が出来ますが、ここに穴を掘って一晩ビバークしたこともありました。小屋の天井にある大きな梁には毎年青大将の大きな抜け殻がぶら下がっていました。小さなだるまストーブを囲んでよく食べよく笑いました。 野反湖の景色は岳樺の森がいつのまにか大きく育って少し変わってきているようです。でもやっぱり当時と変わったなぁという大きな違いはわからず、昔のままのようです。地域の人たちの手で野反湖の自然は今も大切に守られています。

シークレットkuniBC偵察2024-12-20

10日ぶりのシークレットkuniBCの偵察です。あれから一度冬型の天気でかなり積雪も増えていました。それでもまだ笹薮が少し気になるものの、ウロコスキーでのバックカントリー偵察では十分な積雪量です。というよりも、この時期としてはやはり今年は大雪の年かなと実感です。さらに明日からまた大雪予報があるので、これからどれだけ増えていくのか、まだまだ期待大です。 VHFテープの2025年問題というのが気になるので、最近昔の古いVHFのビデオテープを掘り起こしています。それらの中に山田峠の避難小屋で休憩していたり、吹雪の中を仲間と楽しそうに滑っていたりする様子が記録されていました。どうやらシークレットKUNIに初めてBCで訪れたのは、1990年の冬の頃かそれ以前のようです。 1991年の春、当時の草津国際スキー場のロープーウエイ山頂駅からツアー届を出して縦走ツアーをした記録もありました。私をスキーに連れてっては1987年公開だったので、1990年は空前のスキーブーム真っ只中の時代でした。 今だに手元に残っている古い2万5千図には、当時のコースと時間が簡単にメモ書きされているのが見つかります。池ノ塔山の尾根を11時40分頃滑って芳ヶ平ヒュッテの前を通過して草津温泉へ下山しました。もちろん当時の芳ヶ平ヒュッテは、前の小屋番さんの時代です。冬は不在だったかもしれません。 その年から翌年までツアーした山の記録もわかりました。1990/11/17草津白根山スキー、1990/12/24草津白根山山田峠スキー、1991/1/13野反湖スキー、1991/1/20野反湖スキー、1991/2/11赤城山スキー(黒岩林業尾根)、1991/2/17赤城山スキー(荒山高原)、1991/3/10上州武尊山スキー(家串尾根)、1991/3/17浅間山スキー、1991/3/24巻機山スキー、1991/4/27~29尾瀬燧岳スキー、1991/11/23~25立山スキー、1991/12/22~23野反湖スキーです。

シークレットkuniBC偵察2024-12-10

昨シーズンのBCは雪が少なくて、2月とは思えないコンディションの日もありました。今シーズンはどうなんでしょう?今週末から10年に一度の大雪になるという予報が出ています。もし当たれば、とりあえずはクリスマスパウダーやお正月パウダーに恵まれそうです。 酸ヶ湯から帰ってきて、ウラヤマの様子を偵察です。八甲田との微妙な植生の違いを感じながらハイクアップを楽しみました。こちらでは今秋、ナナカマドの実が不作でした。八甲田ではたわわに実った赤い実を下げたナナカマドをたくさん見かけたので、地域差が大きいと感じました。 あとやはり八甲田とウラヤマの違いは、今日のような青空の穏やかな天気に恵まれる日は、八甲田ではかなり少ないかもです。日本海や陸奥湾からの風がもろにぶつかるので、天気の急変も激しそうです。 もちろん共通点もたくさんあります。八甲田山も火山です。硫化水素の噴出している場所の通過は非常に危険です。通い慣れた草津白根山とは違って知らないルートを無暗に踏み込むことは危険です。 2009年の1月に酸ヶ湯をベースにして八甲田大岳の頂に立ったことがありました。シークレットkunうらやまの風景を眺めながら、山頂からの陸奥湾の景色がちらり見せてくれたことをしみじみと思い出します。 2009年1月の八甲田大岳山頂からの一枚です。 昨年の12月に見かけた飼い猫探しのポスターがまだ残っているのを見つけました。1年以上たっているので、どうなったのでしょう。このポスターの張ってある場所は、クマの生息地域なので、クマの気配を感じた飼い猫さんがパニックになるのもわかります。そうえば昨年はウサギに遭いました。 BCツアーやスノーシューツアーではたくさんのウサギの新しく付けられた足跡に出逢うことが出来ます。でも生きているウサギさんと逢えることは、本当にラッキーです。

MTB散歩2024-12-9

群馬県北部にようやく待望の大雪予報がでました。里には5センチほどしか積りませんでしたが、渋峠にはなかなかの雪が積もったようです。一時は80cmまで記録したのに、たぶんその後強い風に飛ばされて70cmに減ってしまったのは残念ですが。 今日は冬型が緩んで穏やかな一日になりました。高台からシークレットkuniうらやまの様子を偵察です。渋峠は結局一日雲がとれませんでしたが、標高2000m付近の積雪の様子がわかりました。 今週末にもまた大雪予報が出ました。今年は年末パウダーが楽しめるかもです。 薄く積もった新雪には、シカやキツネなどいろいろな動物たちの足跡が残っていました。 一つ石ボウルや八間山もけっこう白くなっていました。

シークレットkuniパウダーガイド2015-1-13

一つ石は、群馬県境稜線トレイルDエリアのエスケープルートである鷹巣尾根登山道にある標高1825mの小ピークです。一つ石と呼ばれる石がどこなのか、山名の由来がはっきりしませんが、一つ石ボウル勝手に呼んでる地滑りの大きな崩壊地形に見られる岩塊のどれかのことを指しているのかもしれません。 冬の時期の山頂は葉っぱが枯れ落ちて周りの山々の眺めがとても良くて楽しめます。群馬県境稜線トレイルの大高山やダン沢の頭も眺められます。 ガラン沢を挟んで横手山や芳ヶ平の山々もいつもと違った方向から楽しめます。 目を凝らすとヘリシュートもわかりました。 ハイクアップしながら雪質が安定していることを判断して最高の一本を楽しみました。 南面なので雪質の変化も激しいところですが、日の短い1月ならいい雪のことが多いです。