ようやく天気が安定しそうな晴れマークの予報になったので、待ってましたとばかりにCエリアを縦走してきました。朝のうちは高曇りながら雨上がりで空気がとても澄んでいて、猟師の沢の頭では絶景を楽しみました。富士山もはっきりとわかりました。

白砂山までは右に左に思わずうっとりと眺めたくなる素敵な山々が次々と現れます。八十三山、鳥甲山、佐武流山、苗場山、浅間山、榛名山、赤城山・・・

白砂山山頂からは振り返ると横手山の右端に槍ヶ岳もくっきり。お花もニッコウキスゲやタテヤマウツボグサ、ハクサンフウロ、コメツツジなどが綺麗に咲いていました。

白砂山で休んでいると太陽がギラギラと顔を出し始めました。なんとなくこの時に梅雨明けの予感がしました。下山後関東甲信地方の梅雨明けが発表されたのを知りました。

Dエリアを歩いた時も感じましたが、今年は笹の伸びがおとなしい感じで草藪が気になりません。さすがに南面の日当たりのいいところはイタドリなどが胸くらいまで繁茂している箇所もありますが、総じて大したことないです。(個人的見解です。)C-34の標識がある新潟県最南端でいつものように携帯で順調に歩いていることを報告。

白砂山から上の間山までの稜線でもいろんな花が登山者の目を楽しませてくれました。今回見頃だったのは、コキンレイカとキンコウカ、コバギボウシ、ホソバコゴメグサ、ミヤマコウゾリナの花々でした。

赤沢山から忠次郎山への登りで、今日は熱中症に気を付けなきゃと水分補給をこまめに摂ることを心がけます。ムジナ平の水場で冷水を補給するのが楽しみです。

清津川源流を挟んで白砂山三国境から佐武流山へと続く稜線や鳥神山が眺められます。雪渓がまだ少し残っているのがわかりました。蒸し暑さで雪が恋しくなります。

右側には白砂川源流域全体が大迫力で俯瞰できます。そしてムジナ平から笹平、三坂峠へと続く緑の森の稜線が続いていくのがわかります。

今回もアキアカネの大群が登山者の親衛隊のように護衛してくれたので、鬱陶しい虫はほとんど近寄ってくることはなく快適に歩かせてもらいました。

忠次郎山から上の倉山、大黒の頭へと最後のきつい上り下りを頑張れば、あとは三坂峠まで下りベースの歩きです。ムジナ平避難小屋には予定通りの12時正午きっかりに到着しました。

笹清水では清らかな湧水が潤沢に流れていました。周りではミヤマカラマツの白い花が清楚に咲いていました。

ブナの実の成りは今年はどうなのでしょう。三坂峠までの稜線トレイルで見かけたブナの様子では、ブナの実をつけている木では豊富に感じました。落ちていた実の固い殻をこじ開けて中身を見たら、しっかりとした実が詰まっているように思えました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.