一ッ石から上信国境稜線の大高山や小高山、ダン沢の頭などの山々は、小さな尾根や沢が皴のように奥深く入り組んで地形がかなり複雑です。すっきりとしたスキールートをとることは難しいですが、何度も通うからこそ見えてくる自分だけのルーファイに秘かな楽しみを見出すことが出来ます。これぞローカルの強みです。

多少視界が悪くても、勝手知ったる山域だという安心感があります。ただしどんな時も雪崩リスクだけには気をつけなければです。

大高山山頂まで頑張れば、天気の良い日は素晴らしい展望も楽しめます。帰りは天狗平まで滑るのもよし、五三郎分岐の鞍部から小高山へ登り返してオッタテ峠へルートを伸ばしてみるのも面白いです。

日帰りで野反湖へ縦走することも可能ですが、日が長くなる3月になってからがお薦めです。

大高山南西面は、いつもだいたい良い雪質のツリーランとオープンバーンが楽しめます。

これは、2003年2月初旬に一ッ石ボウルのパウダーにようやく巡り合えた時の記録です。南面なので新雪はすぐに悪雪に変わりやすいし、雪崩リスクも高い斜面です。今までいろいろな雪質で滑ったけど、今回は文句なしの気持ち良さでした。

風雪が厳しかったので雪穴を掘ってお昼にしました。

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