初夏のような陽気が続いて山里では桜の花が咲き始めています。雪融けもどんどん進んでいて、一昨日の下見から比べると雪がどんどん少なくなっているのがわかりました。今日は三壁山からエビ山へとつなぐバックカントリーならではのコースを楽しみました。でもこの雪融けの早さを目の前にすると、スノーブリッジが目当てのルートはそろそろ心配になってきます。

壁のような急坂が3回あるから三壁山ですが、これがなかなかきつい登りです。スキーアイゼンを付けたほうが楽に登れたかもです。でも高度を上げるごとに、眼下に素晴らしい野反湖の山々の景色が広がっていきます。

薄曇りの天気がちょうど良かったです。遠くの山々の景色も苗場山や白砂山などが眺められて十分楽しめました。

腰を下ろしてゆっくりと三壁山頂でお昼の時間をとりました。23日の道路開通を前にキャンプ場の方で忙しく駐車場の除雪作業をしている音も聞こえていましたが、お昼休みに入ったようで静かになっていました。今日のような春スキーは風が気持ち良くて最高です。

三壁山からはエビ山との間の沢に向かってスキー向きの尾根を滑り下りました。すでにスノーブリッジの崩壊は進んでいて、沢に近付くほど賑やかな沢音が大きくなってきました。

ここからは慎重なルーファイが必要です。そんな時、今まで見たことが無かった幻想的な小さな池を発見しました。もちろん地図にも載っていないしびっくりです。

きわどいルートでスノーブリッジのある沢床に滑り降りて、今度はエビ山目指して登り返します。根上がりのコメツガの古木が目につく森は、ずっと手つかずの自然である証でしょうか。ほとんど人の入らない原生林には霊気が感じられます。

午後1時半、予定通りエビの見晴らし台とうちゃこ。一昨日に偵察した時よりもやはり雪融けが進んでいることを実感します。

午後を周ってからさらに雪が緩んでスキーの滑りが鈍くなりましたが、それでも湖面に向かって気持ちよくシュプールを描いて滑りを楽しみました。

八間山をバックに湖畔でシーハイル!

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