吾妻の里山、芦鞍山に登ってきました。初めて歩きます。東吾妻町の道の駅あがつま峡をベースに手軽に登れそうな山です。 標高895,6mの地元では天狗山とも呼ばれている信仰の山です。諏訪神社の境内からスタートです。 まずは獣害除けの電柵をくぐって、薄暗い杉の植林地の中を歩いていきます。 植林された杉の中にホウノキやコナラ、クリ、サクラ、ハリギリ、クルミなどの広葉樹も混じっていて、生々しい熊の痕もいつかあってハッとさせられました。 西鳥屋(ニシトヤ)やコウモリ穴、山の神などという場所を過ぎると、やがて倒木などの崩壊地に出ます。鉄パイプで組んだ簡易橋があるのでここは安心して通過できました。 次に開けた沢地形の場所に出ますが、古いピンクテープの他に小さなケルンの目印が見つかるので、ここを踏み跡頼りに登っていきます。 やがて急な尾根に取りついてうすい踏み跡と小さな看板を目印に登ります。結構きつい上りですが、目指す山頂らしきところが近いことが感じられます。 登山口の神社から1時間ほどで登ってきました。今日はどんよりした雲がかかっていて、ぐんま県境稜線トレイルの山々や浅間山はわかりません。でも晴れていれば見晴らしは最高でしょう。一つ石ボウルや木戸山とスルスの頭らしき山などがわかりました。 山頂は5~6人でいっぱいになる小さな場所ですが、それに見合わない大きさの祠と三角点がありました。 里山は誰でも気軽に登れる山です。高山にはない里山だからこその魅力がいっぱいあります。でも油断すると侮れないいろいろな危険が潜んでいます。